『美味しんぼ』第30話「ビールと枝豆」の感想
1989年7月31日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第30話「ビールと枝豆」をアマゾンプライムビデオで見ました。(美味しんぼTVシリーズ第38話)
あらすじ
ビアホール「JUPITER」
夏。
ビールの味は注ぎ方で変わると山岡は言い、田畑ら5人でビアホール「JUPITER」に行きます。しかしそこで飲むビールの入れ方が良くない。本来いるはずだったビール注ぎの名人である盛沢がいないためでした。
盛沢は、務めていた店をホテルからレストランまで手広く手掛ける新興の企業集団 仁野グループに買収されてから追い出されていました。山岡は家を訪ねましたが既に故郷の北海道に帰ろうと支度している最中でした。
盛沢と仁野(じんの)
事態を把握するため、山岡と栗田は仁野のオフィスまで出向きます。
自分は顧客に対して誠意を尽くすことが大事だと思って仕事をしているのに、儲かることなら何にでも食らいつくダボハゼみたいな奴とまで揶揄される仁野は、盛沢に腐った豆を山盛りにして出されたから盛沢の顔に叩きつけてやったと憤ります。
兵庫県丹波の黒豆
3人はヘリコプターで兵庫県丹波市(京都の丹波町とは別の場所)まで行き、仁野はそこで採れたて茹でたての黒大豆を食べて自分の過ちを知ります。
山岡から住所を教えてもらった仁野は急いで帰り、盛沢をJUPITERの支配人にします。
登場した料理、食材
丹波の黒豆、紫ずきん
作中では品種名は出ませんが、丹波の黒豆を枝豆として食べるなら、枝豆用に品種改良した紫ずきんが使用されるのが一般的ではないでしょうか?
感じたこと
ビールの温度
冒頭でトミーは「うまいかどうかは良く冷えてるかどうか」と言っています。ぬるいと不味いビールって、冷やしてもそんなに美味しくない。でもぬるくても美味しいビールって本当に美味しいんです。
もちろんビールによって「1番美味しくなる温度」が違うというのも分かります。でも経験則で言うと、ぬるくても美味しいビール=本当に美味しいビールなんですよね。
2009年頃だったか、デパ地下(高島屋)でドイツ産のビールを売ってるところを通りかかって、「ドイツのビールは常温でもこんなに美味しいんです!」と言われて試飲したことあったんですが、本当に美味しかった。今まで家や居酒屋で飲んでたビールが本当に不味く思えたくらいです。当時はそこまでお酒に興味が無くメモすることもなかったので銘柄がわかりませんが、今でも「もう一度飲みたい」と思うほどの味でした。
以前、あれこれとビールと買って飲み比べてみたことがあって、それをメモしたページも作ったので良かったらこちらも読んでみてみてください。
くり子の毒舌
- ワンマン社長の典型だわ
- ダボハゼ・・・(プッ)
さらりと相手を侮辱していくスタイル好き。
黒豆はサヤにも黒い斑点が出る
黒豆って、紫ずきんに限らずともサヤにも黒いシミや斑点のようなものが浮かんでくるのが普通なので、枝豆を食べる前にでも、収穫の時点でも「普通の枝豆じゃない」とか「豆が腐ってる!」と勘違いするはずなんですが・・・、と野暮なことを言ってみる。
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