『美味しんぼ』第68話「潮風の贈り物」の感想

1990年11月6日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第68話「潮風の贈り物」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第81話)

あらすじ

鈴子と良三

岡星から電話。店に駆け付けると、兄の精一と中川から良三と仲居の鈴子との失恋話を聞かされます。

良三は仲居の鈴子に想いを寄せていましたが、鈴子は美食倶楽部の料理人・古崎と恋仲。ところが古崎が裏切って千葉の大きな料亭の娘と結婚して美食倶楽部を退職。素直で真面目な鈴子は婚約破談で自殺未遂で東京病院に運ばれます。

食事も摂らず、憔悴しきっている鈴子を何とかしてほしいとのこと。食欲をわかせることもできないことに海原雄山も苦しんでいるといいます。

潮風の思い出

故郷の伊豆に手掛かりを求めて伊豆に向かった山岡は、磯場でハバノリを採って遊ぶ子供を見かけて、ハバノリを持ち帰ります。

七輪でハバノリを炙ると、懐かしい潮風を思わせる香りに鈴子は生気を取り戻します。

元気になった鈴子は良三と伊豆でデートをすることに。

登場した料理、食材

ハバノリ

夏は臭くて不味いブダイも、冬はハバノリを食べて旨くなるという。

良かったシーン

雄山ディス
  • 士郎「病人に食べさせるものも作れない男が偉そうなこと言うな」
  • 雄山「・・・」

ぐうの音も出ない。(笑)

士郎ディス
  • くりこ「そりゃそうですね 海原雄山も山岡さんが考えつくようなことはとっくにやってるんですよね」
  • 士郎「むっ・・・(ジロッ)」
浜辺ではしゃぐクリコ(SE付き)
優しい眼差しでクリコを見つめる士郎。
生気を取り戻す鈴子

「良三さんがハバノリを採ってきてくれたの?」と聞かれて躊躇う良三に士郎がフォローするのもカッコいいし、「私、生き直したい」と呟く鈴子も良い。

直後に雄山が病室に入ってきて驚くシーン

意外にも1番良かったのはここなんですよね。士郎が親父を超えた瞬間って感じも良いし、内心嬉しそうな雄山も良い。

浜辺で抱き合う2人

突風が吹いて、咄嗟に抱きしめた良三。赤らむ2人。(大変よろしい)

呆れるクリコ

良三が鈴子をデートに誘ったと聞いて、クリコは「良三さんやるぅ、それに比べてもう・・・(この人ったら、いつまで経っても私のことを全然デートに誘ってくれないんだから~)」という感じが良い。