『美味しんぼ』第83話「ばあちゃんの賭け」の感想
1991年3月12日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第83話「ばあちゃんの賭け」をアマゾンプライムビデオで見ました。(美味しんぼTVシリーズ第97話)
もくじ
あらすじ
北海道のイカ売り行商ばあちゃん
春。
行商のばあちゃんが東西新聞社の文化部に入り込み、函館名産イカの生干しを売り始めます。1500円のところを1000円。味も山岡が褒めるほど。
一同が購入した後、ばあちゃんは道路を横断しようとしたところで自動車と接触し、警察病院に搬入されます。1ヶ月は入院が必要と診断されますが、売り残したイカはなぜか300 kgと大量にあります。お金が必要なんだとか。
初子の結婚資金
15年前、漁師だった息子夫婦を海洋遭難で亡くし、4歳だった孫の初子を女手一つで育ててきましたが、19歳になって結婚するにあたり、せめて嫁入り道具一式を用意したいとの想いでばあちゃんはイカを売り捌いていました。
50万円で買ったイカを全て自分で売り歩けば、問屋に卸すより金になると。
飯倉総務部長との交渉
山岡は社内販売にイカを混ぜてもらうよう総務部に掛け合うも、飯倉総務部長は自身が大のイカ嫌いだといって断りますが、山岡は飯倉を煽ってイカを食べさせる機会を得ます。
疑似餌で釣った釣りたてのイカは体表が茶色でありながら中は透けていました。山岡がその場でイカそうめんにして飯倉に食べさせると納得しますが、更に沖漬けを食べさせ、社内販売の許可を得ます。
登場した料理、食材
イカそうめん
釣りたてのイカの内蔵を抜き、軟骨や皮を剥いで細切りにし、おろし醤油を和えたもの。
イカの沖漬け
釣ったイカを生醤油に2日間漬け込んだもの。
感じたこと
新鮮なイカはほぼ無臭
私は夏から晩秋にかけてよくアオリイカとコウイカを釣るので知っているんですが、釣りたてのイカは体表はヌルヌルでも匂いは全然ありません。釣りたては本当に美味しい。
「きじょうゆ」と「なましょうゆ」の違い
漢字ではどちらも生醤油と書くんですが、別物なんだとか。それは知りませなんだ!
醤油の種類 | 火入れ | 濾過 | 備考 |
---|---|---|---|
生醤油 (きじょうゆ) | ◯ | ◯ | だし等が未調合の純粋な醤油(殺菌処理済み) |
生醤油 (なましょうゆ) | - | ◯ | 火入れをしていない醤油(酵母菌有り) |
生揚げ醤油 (きあげしょうゆ) | - | - | モロミから絞った直後の、ろ過前の醤油 |
まぁ普段買っているのはキジョウユですね。でも沖漬けなら、酒とかで調味した煮切り醤油のほうが美味しいと思うんですがねー。塩分濃度が下がって衛生的にはあまり良くないんでしょうか。経験上、冷蔵庫で1日2日ならどうってことないんですが。
- メモ:煮切り醤油を数ヶ月冷蔵庫で保管したことがあるけど
昆布で出汁をとり、日本酒も多めに入れて作ったものでした。1,2ヶ月放置したところ、底に白い沈殿物が貯まるようになりました。何かしらの成分が結晶化したのか、カビが生えたのか分からなかったので、その時は安全を考えて捨てました。
ばあちゃんは京田尚子
- 武田の母「玄さん」(美味しんぼ第64話「ペンションの名物」)
- 幻海(幽☆遊☆白書)
- 壮年期のトトの母親(ニュー・シネマ・パラダイス)
- ローズ・デウィット・ブケイター(タイタニック)
- 大文字流家元(らんま1/2)
- キャサリン修道院長(天使にラブ・ソングを…)
この声、大好きなんですよね。
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