映画『はじまりのうた』(BEGIN AGAIN)の感想
映画『はじまりのうた』(原題:BEGIN AGAIN)をPrime Videoで観ました。年齢制限無しのド健全映画です。
最近映画を観るのにPrime Videoを使いまくってる気がします。
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『はじまりのうた BEGIN AGAIN
』 アマゾンPrime Videoの作品検索結果ページ。
もくじ
概要
- はじまりのうた
公式ページ。
タイトル | 原題 | 年代 | ジャンル | 時間 | 国 | rating | 制作費 | 売上 | 監督 |
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はじまりのうた | BEGIN AGAIN | 2013年 | 音楽/ドラマ/ロマンス | 1時間45分 | アメリカ | G | 約800万ドル | 約6350万ドル | John Carney |
あらすじ
呑んだくれたダン・マリガン(自分の会社を追い出された音楽プロデューサー)とグレタ・ジェームズ(しがないシンガーソングライター)がある日出会い、自分たちの作りたい「本物の音楽」を制作していくエピソードです。(ネタバレになるからこれ以上書けない)
音楽のクオリティーがまじで高い
これを観るちょっと前に、『ラ・ラ・ランド』っていうミュージカル映画も観たんです。
『ラ・ラ・ランド』はジョン・レジェンドがプロデューサーとして音楽に携わっていますし、音楽の予算増額をしたというエピソードがあるくらいです。
それでも、この『はじまりのうた』のほうが音楽に関しては上だと感じました。私は音楽をテーマにした映画自体そこまで観ていませんし、そもそも嗜好性にもよるので「良い音楽の定義って何やねん」って話ですけど、本当に今まで観た映画の中でもかなり上の方です。
『ラ・ラ・ランド』はミュージカル映画なので、ダンスとか演出とかそっちにもチカラを分散せざるを得ないというのもあるんでしょうけどね。
『はじまりのうた』は制作費が800万ドル、売上が6350万ドル(日本では1億3300万円)
『ラ・ラ・ランド』の制作費が3000万ドル、売上が4億4605万ドル(日本では44.2億円)
ちなみに『タイタニック』は制作費2億8600万ドル、売上が21億8523万ドル(日本では262億円)
『ラ・ラ・ランド』の売上凄いけど『タイタニック』エグいな・・・・。
何気ない導入部分で音楽の方向性が定義付けられている
開始5分頃から、娘(ヘイリー・スタインフェルド演じるバイオレット)を迎えにいくためにマーク・ラファロ演じるダンが車に乗って音楽をかけるシーンがあります。
このシーンでは、ダンがCDやカセットテープを次々と再生して評価していくのですが、これが密かにこの映画での「いい音楽」を定義づけています。
音楽はどれもすごく短いので、視聴者が実際にそれを評価することは難しいかもしれませんけど。
つまらない映画は冒頭で切ることもあるのですが、このシーンで「お、もうちょっと観てみよう」と思えました。
マルーン5のアダム・レヴィーンも出演
バンドマルーン5のヴォーカル、ギターを担当しているアダム・レヴィーンも出演しています。
彼はグレタの恋人デイヴ・コール役で、作中では人気ミュージシャンとして駆け上がっていく存在です。(でもそれはグレタの望む音楽性とは違う)
好きなシーン
ここはちょっとネタバレを含みます。
路上の子供が飛び入り参加
最初に路地で演奏するとき、近くで遊んでいる近所の子供が邪魔だったので黙らせる代わりにコーラスとして参加させます。
どうみてもカメラ目線の子もいるんですけど、それがむしろ本当に近所の子供が飛び入り参加した感がありましたね。
屋上でのバイオレットのギター演奏
まずバイオレットを演じているヘイリー・スタインフェルドが可愛い!当時17歳です。
で、彼女も父親ダンのバンドに参加して屋上でエレキギターを演奏するのですが、この演奏の臨場感が凄い。(79分頃)
下手な映画だと、全部手元を隠していて「弾いているフリ」にしか見えないじゃないですか?この映画にはその空気が一切ありません。
ヘイリー・スタインフェルドの音楽キャリアを調べても「Vocal」らしいのですが、この演奏では失敗したパッセージで顔を歪ませる瞬間があったり、後ろのメンバーの演奏も含めて、アタックのタイミングとか運指とかちゃんと合ってますから、すごく臨場感があるんですよね。
映画で登場する演奏シーンすべてにライヴ感があって、これらはこの映画の醍醐味の1つ、というか目玉だと思います。
デイヴ・コールのライヴ
グレタは、アダム・レヴィーン演じるデイヴ・コールに招待されてライヴを見に行きます。(95分頃)
そして彼との決別。ここの演奏めっちゃいいです。
ハーマン・カードンのスピーカー
デイヴがグレタに新曲を聞かせるシーンで、グレタは歌詞を聞いてデイヴの浮気を悟ってビンタをします。女の勘は凄い。(39分頃)
そのときに使っているのがハーマン・カードン社製の面白い形をしたスピーカーです。
作中に登場する正確なバージョンはわかりませんが、私はSoundstick 2を持っているので思わず目がいっちゃいました。普段はPCの音楽をこれで再生しています。
私の持っているSoundstick 2は有線仕様でコードの取り回しがあって配置に制約を受けますが、Bluetooth対応の無線バージョンもあります。ウーファー付きで音質もコンポのスピーカー並に良いし、インテリアとしても映えますしかなりオススメですよ。
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