『美味しんぼ』第64話「ペンションの名物」の感想

1990年9月18日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第64話「ペンションの名物」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第77話)

あらすじ

久しぶりの「力屋」

食欲の秋。久しぶりに両国のうどん屋「力屋」へ。

親父さんの権兵衛も教えることがなくなり、大谷・大山・大馬らの独立も考えているといいます。

その席で女性陣らは旅行の話。去年退職した武田譲が山梨県の清里でペンションを始めたそうで、山岡も一緒に行くことになります。

ペンション「MOUNTAIN PEAR」の経営不振

武田一家が営む「マウンテン・ペア」はアーリーアメリカンスタイルの立派なペンションで、フランス料理のフルコースのようなディナーも付いて1泊8000円。なのにどうも客入りが少ない。

宣伝が足りないだけだという田畑や富井に対して、山岡は海産物のフランス料理では勝てないと指摘。

その夜、山岡はこの辺では有名な煮込みうどんを武田の母が食べようとしていることにヒントを得ます。

ペンションの名物「ほうとう」

山岡は三人衆と権兵衛を呼び寄せ、武田の母が打つうどんの美味しさを学ばせます。彼女が打ったうどんが「天使のほっぺ」なら、三人衆の打ったうどんは「象のお尻」、そのくらい食感が違いました。

山岡は、このうどんを使った山梨名物のほうとうをペンションの名物にしようと提案。関西のお雑煮のようで、きしめんよりも麺が太く、何とも言えない田舎っぽさがあるこの料理は、山梨の人間にとっては当たり前でも観光客には新鮮に感じるもの。

ほうとうを導入したお陰か、ペンションの客入りは増えます。そして思いがけず、武田の母と権兵衛がねんごろに。

登場した料理、食材

「MOUNTAIN PEAR」で供された料理

  • 赤貝とミル貝のサラダ
  • 舌平目のムニエル
  • 鴨のロースとオレンジソース掛け

ほうとう

  • 昆布とカツオで出汁を取る
  • 一番出汁を取るわけじゃないからよく煮込む
  • 里芋、ニンジン、カボチャ、ネギ、こんにゃく、油揚げ、椎茸、ニンニクなどを適当な大きさに切って鍋に入れる
  • 野菜は何を入れてもいいが、カボチャは外せない
  • 生麺を入れる
  • 味噌を中心に醤油で味を整える