イタリア料理のフルコースの構成と名前

イタリア料理のフルコースについてのまとめ。

イタリア料理のコースの名前

イタリア料理のコースの名前
順番名前・特徴意味イタリア語提供頻度
1アペリティーボ食前酒Aperitivo
2ストゥッツィキーノ塩辛い料理、食前酒のおつまみStuzzichino
3アンティパスト前菜、メインまでの腹ごなしAntipasto
4プリモ・ピアット第一のお皿(ここから料理本番)Primo Piatto
5セコンド・ピアット第二の皿Second Piatto
6コントルノ副菜・野菜メインContrno
7インサラータ副副菜・野菜メインInsalata
8フォルマッジィ・エ・フルッタチーズとフルーツFormaggi e frutta
9ドルチェデザート/代替として食後酒もDolce
10ディジェスティーヴォ度数の高い食後酒Digestivo
10カッフェカプチーノ、カフェマキアートなどCaffè
イタリア料理のコースの名前と対応する英語
順番意味・特徴伊語単数形伊語複数形一般的な対応英語
1食前酒AperitivoAperitifAperitif
2塩辛い料理、食前酒のおつまみStuzzichinoStuzzichiniAppetizers, Starters
3前菜、メインまでの腹ごなしAntipastoAntipastiAppetizers, Heavier Starters
4主菜(ここから料理本番)Primo PiattoPrimi PiattiMain-dish
5主菜Secondo PiattoSecondi PiattiMain-dish
6副菜ContornoContorniSide-dish
7野菜InsalatainsalateSalad
8チーズとフルーツFormaggio e fruttaFormaggi e fruttaCheese and fruit
9デザートDolceDolciDessert
10食後酒DigestivoDigestiviDigestif
10食後酒を飲まない場合の代替CaffèCaffèsCoffee

料理の内容

アペリティーボ

胃を刺激して食欲を増進させる目的で、スプマンテ、プロセッコ、シャンパン、スプリッツ、ベルモット、スパークリングワインなど、発泡性のお酒が提供される場合が多い。

ストゥッツィキーノ

軽めのスターター。
アペリティーボのおつまみとして、塩辛いものが提供される。オリーブ、ポテトチップス、ナッツ、チーズ、ソースディップ、小さなキッシュ、または同様のスナックなど。

アンティパスト

ボリュームがあり、重めのスターター。
ガーリックトースト、チーズ、サラミ、それらを挟んだサンドイッチのようなもの(パニーノ、ブルスケッタ、クロスティーノ)。

構成によっては、ストゥッツィキーノが省略されて、アンティパストのみの場合もある。

プリモ・ピアット

プリモ・ピアット(第一の皿)の字の通り、ここからが料理の本番と言ってもいい。アンティパストよりも更に重いが、セコンドよりは軽い料理。リゾット、パスタ、ラザニアなど。

セコンド・ピアット

肉や魚など、プリモよりも重い料理が提供される。例えばソーセージ、ステーキ、シチュー、ザンポーネ、塩鱈、魚の干物(無塩)、ロースト肉など。食材としては、サーモン、ロブスター、ラム、チキン、牛、豚、七面鳥などが使われる。

コントルノ

野菜を中心にしたおかず。セコンドピアットと同時に提供されることが多い。温野菜、冷製、生野菜など様々で、セコンドとは別の皿で提供され、味が混ざらないようになっている。

インサラータ

要するにサラダ。コントルノで葉物野菜がたくさん使われる場合、インサラータは省略される場合がある。

フォルマッジィエ・フルッタ

チーズと果物の盛り合わせ。チーズについての決まりは特に無く、その地域や風土に合ったものが使われる。

ドルチェ

デザート。ティラミス、パンナコッタ、ケーキ、パイ、パネトーネ、パンドーロなどが提供される。

ディジェスティーヴォ

食後酒。代表的なのはグラッパ(ブランデー)、アマロ(ハーブリキュール)、リモンチェッロ(レモンリキュール)など。

カッフェ

食後酒(ディジェスティーヴォ)を飲みたくない場合、コーヒー、カプチーノ、カフェマキアートなどを飲む。