『美味しんぼ』第63話「臭さの魅力」の感想
1990年9月11日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第63話「臭さの魅力」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第76話)
あらすじ
トリュフと松茸
フランスで1番権威のあるルター社と東西新聞社が提携することになりました。ショーバン社主はフランス貴族の家柄で、世界中どこへいくにもクックを連れる美食家。
しかし提携記念パーティーでのショーバンの態度はとても横暴。大原社主もイライラ。
更に松茸が出ると「おがくずとカビの混ざった匂い」「シロアリじゃあるまいし」と暴言。
一方で、トリュフを食べた大原社主も「香りが無い」「舌触りはジェリービーンズ」「恐竜のウンコのような汚らしいキノコ」と暴言。
リヴァロ、クサヤ、腐乳
喧嘩した2人は互いに反省したものの、わだかまりをほぐしたいということで、周大人の於仁翠園酒楼へ。
ここでもリヴァロとクサヤの匂いで喧嘩を始めますが、周大人は腐乳を用いて2人を諭します。
極めつけに「魚治」で琵琶湖の鮒ずしを茶漬けにして、両者のわだかまりはしっかり解けました。
登場した料理、食材
周大人がもてなした料理
- 冬瓜のスープ
割った冬瓜の中にスープを入れて蒸したもの。中にはカニ、エビ、肉、野菜、キノコなど。周りの冬瓜も食べれる
- 乞食鶏(叫化鶏、富貴鶏)
ホームレスが鶏を手に入れたものの、調理器具がないので泥に包んで蒸し焼きにしたことが起源とされるが、周大人によればあくまでも「お話」に過ぎないという。
- 响油鳝丝
細く切ったタウナギとネギに煮えたぎった胡麻油等を回し掛けて調理する料理。煙と音も楽しむ。
臭い発酵食品
- リヴァロ(Livarot)
フランス・ノルマンディー地方、カルヴァドス県とオルヌ県の一部で生産されるウォッシュタイプのチーズ。
ワインやブランデーなどを定期的に吹き付けて熟成させる。リネンス菌(ライネンス菌)の働きで表面は赤み掛かったネバネバで覆われる。- クサヤ
伊豆諸島の特産品。
新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の匂いや風味をもつ発酵液に漬け込んだ後、天日干しにしたもの。クサヤモロなどが使われる。- 腐乳
豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中国の食品で調味料として使われる。
- 鮒鮨
保存食である熟れ鮨の一種で、滋賀県、琵琶湖の特産品。琵琶湖固有亜種のニゴロブナが産卵期に入る春先に獲って塩漬けにし、ご飯を詰めて一緒に漬け込む。
感じたこと
思わず笑ったシーン
- トリュフを食べてる時の大原社主の顔
- クサヤを嗅いだ時のショーバン社主の声
ショーバン社主と大原社主の存在感が強すぎて、小泉局長が珍しく空気みたいな回でしたね。
カマンベールチーズなら自宅でも作れる
ちょっと脱線した話。
ウォッシュチーズは難しいかもしれませんけど、イオンのブリーチーズを使ったカマンベールチーズなら自宅でも作れそうです。作り方を紹介している動画があったので、こちらを紹介します。
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