『美味しんぼ』第17話「鮮度とスピード」の感想

2019年9月2日食べ物・飲み物, アニメ

アニメ版の『美味しんぼ第17話「鮮度とスピード」をアマゾンプライムビデオで見ました。

あらすじ

本村は唐山陶人の下で働くのを辞める

喫茶店にて。釜炊きの名人である本村は、唐山陶人の工房で働いてきたが歳のせいで身体が言うことを聞かなくなってきたので辞めると山岡に告げます。

本村は唐山陶人の下で働く以前の30年間は海原雄山の下で働き、幼い頃の山岡士郎の目付役でもありました。(第16話「もてなしの心」参照のこと)

山岡が幼いころ、庭の柿の木に登って下りられなくなっているのを本村がハシゴで助けにいったものの、2人とも転げ落ちて本村の頭にコブが出来たことを本村は懐かしんでいると、そこへ栗田が慌てて駆けつけます。

東西新聞社に押しかけるバイク族THUNDER BOLTS

東西新聞社にはTHUNDER BOLTS(サンダーボルツ: 落雷、雷電の複数形)というグループ名のバイク族が乗り込んできていました。

なんでも、東西新聞の記事に「鋼鉄の馬にしがみついた弱虫たち」というタイトルで「バイク族は弱虫だから群れたがり、バイクのチカラを自分のチカラと錯覚している」とこき下ろした記事があったらしく、その記事に憤りを感じたTHUNDER BOLTSが詰めかけていたのです。

その記事を書いた記者は山岡でした。(士郎が仕事をしてるなんてそんな!?まさか!?)
社に戻った山岡に対してTHUNDER BOLTSのボスは「200 km/hの風に逆らって突っ走ったことのない男に、俺たちのことはなんにも分からねぇさ」と言い残し、撤収します。

牡蠣の鮮度

唐山陶人と鈴村領子の夫妻は東西新聞社を訪れ、山岡と栗田を昼食へ誘います。その手前、本村の送別会の会場となるレストランに立ち寄り、宴会で供する予定の生牡蠣を味見します。

ところが全員が美味しいというなか、山岡だけは「的矢湾の養殖場の牡蠣はこんなもんじゃない」(大意)と言い、自分が来るまで宴会で牡蠣を出すのは待ってほしいと取り付けます。

11:40から19:30までの8時間弱

その足で山岡は地下鉄に乗り、バイク族THUNDER BOLTSの本拠に向かいました。

この時点で既に12時10分。山岡はあと7時間20分以内に志摩半島の突端まで行って帰ってくることを依頼しますが、その道程は往復で1000 kmを超えるため、バイク族からも無理だと言われます。

しかし山岡が「200 km/hなら6時間半で1300 km走れる。『200 km/hの風に逆らって』なんて綺麗事だったのか。」と焚き付けると、ボスはそれを受け入れます。(ちょろい)

東名高速東名阪伊勢自動車道を使えば往復で1100 km。平均時速160 km/hなら7時間でお釣りが来ると姐さんはいいます。ボスと山岡、それに4人のメンバーはすぐ伊勢に向かいました。

的矢牡蠣養殖場に着くと山岡はすぐに良質な牡蠣を選別して再び東京へ戻ります。8時半になっても山岡は戻らず、開宴から1時間を過ぎてもオードブル(スープの前に出す軽い料理、前菜)が済まないことに海原雄山も苛立ちを覚え始めたころ、ようやく山岡が到着します。平均時速は140 km/hを割っていました。

THUNDER BOLTSのメンバーは現行犯逮捕されますが、唐山陶人の計らいにより全員無罪放免となりました。

登場した料理、食材

的矢湾の牡蠣

的矢牡蠣養殖場は架空の団体のようですが、的矢湾はここ。

感じたこと

ボスの声がカッコ良い

THUNDER BOLTSのボスの声を担当しているのは郷里 大輔さん。(ごうり だいすけ、1952年2月8日 – 2010年1月17日)
声優に詳しくない私でも、「あ!北斗の拳の赤鯱の声の人!」とすぐに分かる野太い声でかっこいい。

危険運転と法令違反

  • まず本拠を出た瞬間、道路を逆走してるように見える。

  • 二車線の道路で自動車の隙間を縫い。

  • 高速料金所で減速せず

  • 高速道路で220 km/h

  • 海岸沿いの速度制限30 km/hも無視。

  • 帰り道でパトカーに追跡されるも無視。

  • 唐山陶人から中松警部に根回ししてお咎めなしの職権乱用。

道路交通法違反含め、色々ひどい(笑)

伊勢に着いた時点でホウレンソウしようよ

海原雄山が言うように、伊勢に行けばもっと美味しい牡蠣は食べられるし、ヘリコプターを使えばもっと早く安全に輸送することだって可能でした。目利きだって、信頼している老場長に頼めば済む話だし、なんならまとめて輸送した後に東京で選りすぐることだってできたはずです。

士郎のおこないは自己満足に過ぎないと言わざるを得ません。

しかも、伊勢に着いた時点で片道どれくらいかかるのか分かるわけですから、帰りが何時になるか何分遅れそうなのか、電話の1本くらいするべきでしょう?そうすれば唐山陶人だって何かしら考えて宴会の調整をできたはずです。ホウレンソウがなってませんねぇ。