Youtubeで5Kや8Kが再生できない場合の対処法(4Kは余裕なのに・・・)
YoutubeにはフルHD映像(1080p)のほかにも、4K画質があります。更に、8K画質や5K360度映像をアップロードしている人もいるのですが、先日それをPCからGoogle Chromeで再生しようとしたら出来ませんでした。Why?
もくじ
結論
Adobe Flash Playerがインストールされていない、または無効化されているので有効化する
Flash Playerを入れて再生は出来るのに重い場合、インターネット通信速度が100 Mbps以下の可能性があるので確かめるべき
それでも8K映像が重い場合、グラフィックボードのスペック不足の可能性が高い(Youtubeの再生ではグラフィックボードが大きく働く)
Insta360 One R(など)で撮影した5K360度の映像の場合、仮にPCスペックが十分だったとしても、撮影時やアップロード時のコーデック等の設定によってはブラウザが正常に機能しない(と私は見立てている)
以下ではこれらの詳細を説明しています。
Google Chromeの設定変更
調べてみると、どうやらAdobe Flash Playerのインストールが必要とのこと。でもGoogle ChromeにはデフォルトでFlash Playerが内蔵されているそうなので、それをONにすることでもOK。
- Google ChromeでのFlash Playerの有効化
Google Chromeの設定画面を開く
検索欄に「Flash」と入力
「最初に確認する」を有効にする
- https://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/cq09042354.html
Google ChromeでのFlash Player有効化に関するAdobeのページ。
Adobe Flash Playerのインストール
でも私の場合はChromeの設定画面でON/OFFを切り替えてもダメでした。なので下記リンクから手動でダウンロード、インストールを試してみました。
- https://get.adobe.com/jp/flashplayer/
Adobe Flash Playerのダウンロードページ。
そしたら再生出来ました。メインの話は一旦ここで完結。
パソコン環境
参考として私のPC環境を紹介しておきます。
- CPU: Core i7 3820(そう、私はSandyおじさん)
- MB: X79
- RAM: 24 GB PC3-15000 (DDR3-1866) 8 GB*3枚
- GPU: NVidia GeForce GTX GTX1660 SUPER
- Storage: SSD 500 GBをSATA 3.0 (6 Gbps)で接続
モニタはWUXGA (Wide Ultra-XGA, 1920*1200)を2台。ツインモニタです。
通信速度の目安
画質 | 必要な通信速度 |
---|---|
Full HD (1080p) | 3.0 Mbps |
2K (1440p) | 10 Mbps |
4K, UHD (2160p) | 40 Mbps |
8K (4320p) | 100 Mbps |
ちなみに私の場合は通信速度が上りも下りも200~300 Mbpsは出ているので不足はないはずです。(良い時だと400-500 Mbps出ます)
- https://www.google.com/search?&q=google+speedtest&oq=google+speedtest
Google上でのGoogle speedtestの検索結果。このリンクから通信速度を測定できます。
NVidia GeForce GTX 1660 SUPERで8K映像を再生(30 fps)
最初に再生出来なかったのはこちらの8K映像。Flash Playerをインストール後に再生してみたところ、CPUは8-10%をキープ。GPUは48-50%を安定してキープして問題なく再生可能になりました。
NVidia GeForce GTX 1660 SUPERで8K60 fps映像を再生してみた
更に、8Kだけではなくて60 fpsの高いフレームレートでも試してみました。CPUは10-20%をキープ。GPUは75-85%を概ね安定してキープしますが、たまにカクついて90%を超えたりします。問題なく視聴は可能ですが、完全にスムーズとは言えません。あと、停止から再生の立ち上がりが遅い。
なぜか360度5.7K映像が再生出来ない
これを確認したのはInsta360 One Rで撮影した次の映像でした。
4KだとCPU使用率20%、GPU15%くらいで余裕で視聴できるのに、5Kを選択するとなぜかCPU使用率が50-90%後半(酷い時は100%に張り付く)、GPUは20%しか機能していなくて、重くてカクカクになる。かろうじて再生できるときもあれば、最初でつまづいて4Kとかに自動的に落とされることがありました。この原因については未だに不明。
- 追記:やっぱりブラウザ側が問題かも
2020年3月になってからその動画をもう一度再生してみたところ、一時的なバグで、「360度撮影する時の前後の2つのカメラの合成前のような映像」が再生される事態が起こりました。その時は何の問題もなく綺麗に再生されました。(SS撮っておけばよかった・・・)
しかもこの記事を書いてしばらく後、いつの間にか5Kが選択できなくなっていました。
なので、この問題はやっぱりPC側ではなくてブラウザ側にあるんだと感じました。
ところが下のディズニーの動画はCPUもGPUも20~25%程度に収まって、非常にスムーズに再生できます。Xeonだと5-7%、GPUは変わらず20~25%。↓
動画を右クリックして「詳細統計情報」を調べてみると、25 fps。コーデックも違いました。この辺の設定の違いが重さに影響してるのかな??と感じてます。ただ5K30pで普通に動く動画は山のようにあるので、 fpsの可能性は低い。
一方で、現在NVidia GeForce GTX1660 SuperでStudioドライバ(Game readyじゃない方)を使っているんですが、グラフィックボードの設定なのかなぁ・・・??そう思ってGeforce ExperienceからGame readyドライバを入れ直したみたんですけど、変わらず。で、他のブラウザでも調べてみました。
Edge、Internet explorerはギリ再生可能
頻繁にカクついたり画質が潰れます。(これをギリ再生と言っていいのか笑)
でも少なくともGoogle Chromeとは違い、一応5Kのまま再生を継続できます。Google Chromeの場合は固まった後に自動的に4Kとか、酷い時は360pなどに落とされてしまいますからね。
Firefoxでは5Kの選択肢すら無い
Firefoxに至っては5Kの選択肢すらありませんでした。なんでなん・・・
普通の8K映像は8Kまで選択できるんですけど、360度撮影の動画だと何故か選択肢がありません。
ブラウザ側の問題?
上でも触れましたが、やっぱりブラウザ側の問題の可能性が1番高いですね。ユーザー側としては改善を待つしかなさそうです。
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