Chromeブラウザのタブがクラッシュしまくる時の原因と解決策

2019年7月6日

最近ね、Chromeブラウザのタブがクラッシュしまくるようになったんです。しかも併発するようにブルースクリーンも発生するんです。このトラブルの解決方法を紹介します。

以前にもブルースクリーンの解決方法については触れてきました。


私も上記のような症状に悩んで、対策によってブルースクリーンは減るものの、「完全に」ではなかったんですよね。で、ここで紹介する方法を試してみたらエラーはピタっと止みました。

症状

  • Chrome、Firefox、IEなどのインターネットブラウザのタブが頻繁にクラッシュする(私の場合はYoutubeでよく起こった)

  • ブラウザ自体が突然落ちる(タブの修復が出来ない場合もある)

  • PC起動からブラウザが落ちるようになった後、ブルースクリーンが出やすくなる

体感としては、起動中にエラーがどんどん蓄積していって耐えられなくなってる感じ。
しかもブルースクリーンを繰り返すと、Windowsの起動自体にも影響が出て、復元ポイントまで戻ってもまた段々悪化していく感じがあります。

原因はメモリ

  • MEMORY_MANAGEMENT

このエラーが出ていたら特に注意です。これの厄介なところは、Windows メモリ診断などで診断しても異常が発見されないことが多いんです。私もそれで悩んでいました。

もちろん、メモリ本体が壊れている場合もあればスロット側が壊れている場合もあります。でもメモリ本体のほうがトラブルが多いので、まずそっちを疑うべきです。

メモリのテストをする

私の場合、Windows メモリ診断ではエラーが見つからなかったのに、memtest86+だと山のようにエラーが出てきました。なのこちらをオススメします。memtestはmemory testを捩ったものでしょうね。memtest86もありますけど、memtest86+のほうが高速なのでオススメ。

ただし、パソコン初心者にとって、このソフトの使い方はちょっと厄介です。というのも、こんな使い方だからです・・・↓

  • CD-R(またはCD-RW)に書き込む または USBメモリにインストールする。

  • 再起動してBIOS設定からCD-RかUSBメモリを優先的に読み込ませる。

CDに書き込むならCD-RWがオススメ

memtest86+にはアップデートがあります。CD-RではなくCD-RWならアップデートがある度に書き直して使用できるので経済的です。

memtest86+の使い方

手順は4ステップです。

1: ソフトをダウンロードする

下記リンクから最新版をダウンロードしてください。

  • CD-R/CD-RWに書き込む場合: Download – Pre-Compiled Bootable ISO (.zip) をダウンロード。
  • USBメモリにインストールする場合: Download – Auto-installer for USB Key (Win 9x/2k/xp/7) をダウンロード。
https://www.memtest.org/

memtest86+のトップページ。

https://www.memtest.org/#downiso

memtest86+のダウンロードページ。(トップページから下にスクロールするだけでも行けます)

2ː CD-RWに書き込む

CD-RWをPCにセットし、ダウンロードしたZIPを解凍し、中に入っているファイル(執筆時だと memtest86+-5.01.iso)を右クリック→「ディスクイメージの書き込み」を選択し、書き込む。(USBフラッシュメモリを使う場合はインストールしてください。)

3ː BIOS設定を立ち上げる

パソコンを再起動して、すぐにDeleteキーかF2を押し続けてBIOSを設定を開いてください。
設定画面はPCによって異なるのでここでは省略しますが、CD-Rやフラッシュメモリから起動させてください。

4: memtest86+の起動

BIOSを設定を終了させると、ピコッと鳴ってmemtest86+の青い画面が表示されて、全自動でメモリチェックが始まります最初は全てのメモリを接続してテストを開始してください。
もしメモリにエラーが見つかれば、画面の下半分に赤い表示が出て、ERRORSの項目にエラー数が表示されます。

一通りチェックが終わるには1時間かそれ以上はかかります。1周目が終わると、2周目以降が自動的に継続されます。何周目かはpassの項目を見てください。(pass:1, pass:2 ….)

1周目(Pass:1)で問題がなかったからと言って大丈夫だとは言い切れません。10周もする必要はないと思いますが、出来れば2~3回はテストを繰り返してください。それでもERRORSの項目が0(Pass comlete, no errors, press Esc to exitの表示)で、赤い表示がなければメモリは健康だと言えます。

でも面倒なので私は1周で終わらせてます。理由はこちら↓

コンピュータというものは、存知の通り計算ミスをしません。(様々なバグにより計算ミスが発生する事がありますが、それらはプログラムのミスによるもの)

基本的に、Memtestで1周まわしてエラーがなければ、メモリにエラーはないと考えて良いです。

Memtest86で10周チェックとか意味あるのか?|ぼくんちのTV別館

エラーを起こすメモリを効率よく特定する方法

  • 1回目: 全部のメモリを接続してテスト(問題なければそれで終了)

  • エラーが見つかった2回目以降: メモリを1枚ずつ接続してテスト

恐らくこれが最も効率の良い方法です。

上でも言いましたが、最初は全てのメモリを接続した状態でテストを開始します。そしてエラーが出たら赤い表示が現れます。(私の場合は完全にぶっ壊れていたようで、開始1分か2分くらいでエラーが見つかりました。10分のチェックで46000個もERRORSが出てきた・・・)

その時点でメモリーのどれか(あるいは全て)に問題があります。なのでそれ以上テストを続ける必要はありません。一度電源を切り、メモリを1枚だけにして再度テストしてください。この方法なら、メモリが2枚なら合計3回のテスト。メモリが4枚なら合計5回のテストで済みます。

効率の悪い、良くない調べ方

良くないのは、1枚ずつ抜いていく方法です。2枚ならまだしも、4枚以上の場合は手間が増えます。

もし1枚抜いてもエラーが続いたら、残っている3枚のメモリのどれかは壊れていると分かりますが、抜いたメモリが健康かは分かりません。2枚抜いても同様です。最終的には、結局全て1枚ずつ確認する必要が出てきます。

メモリの買い方

メモリが壊れていたら、次の三択になるでしょう。

  • PCごと買い換える

  • メモリだけ買い換える

  • 壊れたメモリだけ抜いて、残りのメモリをそのまま使う

1番安上がりなのは壊れたメモリだけ取り除いて使うことです。でもメモリが減っているので処理能力が落ちます。せめてメモリを買い替えるのが一番現実的ではないでしょうか。

自分のPCのメモリ型式の調べ方

メモリにはDDR-2とかDD-3とか色々規格がありますけど、どれを買うべきか分からない人もいるでしょう。手っ取り早いのはCPU-Zというソフトの使用です。

1. CPUID CPU-Zをインストールする。

ダウンロードページ(CPU-Z|CPUID)
最新版の「SETUP・ENGLISH」を選択してください。

インストールして起動すれば、メモリ(SPDのタブ)だけなくCPUやグラフィックボード、メインボード(マザーボード)などの仕様も確認することができます。

2. 起動してMemory タブでメモリの規格を確認する

Memory→General→Typeを見てください。私のPCだとDDR3。右隣のタブ[SPD]でも確認できます。

「Memory」のタブでGeneralのTypeを確認

適合するメモリの調べ方の詳細は別記事でまとめました。こちらからどうぞ↓↓↓

最近は大容量のメモリも安価で手に入るようになってきましたね。