NHK調査の「子供の不登校の理由」ですごい数字が出来てた
先日、中学生の不登校に関する興味深い記事を見かけたので紹介します。
- 中学生に直接聞いた不登校理由、国の調査と大きな隔たり
NHK調査(子供が回答)と文科省調査(教員らが回答)を比較したアンケート結果。両者に大きく乖離がある。
- NHK調査で判明、中学生の約24%に不登校傾向
不登校と隠れ不登校の割合。不登校傾向にある中学生は23.6%で、4人~5人に1人の割合。
教員の回答なんかアテにならない
文科省の調査には教員らが答えています。でも教員が回答して「教員が原因」という項目にまともなデータなんか出るわけないでしょう?
しかも教員らの多くは「家庭が原因」だとしています。1回1時間程度の家庭訪問しかできない教師が40人近くの生徒の家庭事情をどうやって把握しているっていうんでしょうか?しかも毎年入れ替わるのに。
全てが常に子供に伸し掛かっているのではないか?
NHKの調査結果をみると、不登校の原因となる項目を見るとどれもよくある原因で、しかもどれも同じくらいの割合でした。
- 教員との関係
- いじめ
- 部活動
- 決まりや校則
- 家庭事情
データの詳細は無いのではっきりとは言えませんが、これを見て感じるのは「多くの児童は全ての項目に同程度のストレスを感じているのではないか?」ということです。
NHKのアンケートでは、どの原因も21%以上です。でもこれは均一に分布しているのではなく、複数の項目が同時多発していると考えるほうが自然だと思うんです。
だって文科省調査の合計数値はで39.6%なのに対して、NHK調査の合計数値は107%ですからね。上で示した5つの理由以外にも多くの項目がアンケートにはあって、児童はその複数の項目にチェックを付けていると思うんです。そうじゃないと数字の辻褄が合いませんから。
なので、単に学校でのいじめ(という名の犯罪)を無くせば不登校がなくなるというものではなく、児童や学生のあらゆることについてケアが大事だなぁと感じました。
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