『美味しんぼ』第44話「フォン・ド・ヴォー」の感想

アニメ版の『美味しんぼ』第44話「フォン・ド・ヴォー」をアマゾンプライムビデオで見ました。

あらすじ

花村典子の結婚

花村典子は、煎餅屋の若旦那 三谷直吉との恋を経て結婚することになり、銀座の「金銀亭」を披露宴の会場としておさえ、下見も済ませます。

「金銀亭」のオーナー兼シェフは花村と昔から家族ぐるみで付き合いのある中里東一(なかざととういち)で、彼が作るヒレステーキは最高の出来。

ところが、披露宴を目前にオーナーが交通事故で1ヶ月以上の入院。山岡は息子の中里靖夫が代わりとして務まるかを見に行きます。

フォンに難あり

密かに幼馴染に片思いをしていた中里靖夫は酒をあおって荒れますが、山岡の一言で目覚めて花村のために料理に励み、順子もそれを手伝います。

しかし山岡は山岡は靖夫が作った料理に納得しません。フォン・ド・ヴォーの出来がイマイチでした。
そこで山岡は、1番のフォンを薄めたものを使って、仔牛のスネ肉などを追加して新しく骨を煮出すことで更に1番のフォンを取ることでフォンの質を高めるよう靖夫に助言します。

披露宴は見事に成功。靖夫は順子がかけがえのない存在だったと気付きます。

登場した料理、食材

フォン・ド・ヴォー

フォン・ド・ヴォー(fond de veau)

フォン・ド・ヴォーとは仔牛のダシ。
仔牛の骨付き肉やスジに焼き色を付け、ブイヨンや水を加えて弱火でゆっくり煮込み、香味野菜と香辛料などを加えて作るダシのこと。

  • fond=出汁
  • de=の
  • veau=仔牛

使われる香味野菜

  • セロリ
  • タマネギ
  • ニンジン
  • エシャロット
  • ニンニク
  • ショウガ
  • その他好みの野菜
  • ブーケガルニ(パセリ、タイム、ローリエ等)
  • トマトの水煮

褐色系のフォン

フォン・ダニョー(fond d’agneau)

仔羊から取ったフォン。

フォン・ド・ジビエ(fond de gibier)

シカ、イノシシ、ウサギやウズラなど野鳥獣から取ったフォン。

白色系のフォン

フォン・ド・ヴォライユ(fond de volaille)

鶏から取ったフォン。

フュメ・ド・プワソン(fumet de poisson)

魚から取ったフォン。

ヒレステーキ

花村の披露宴で供されたメインディッシュ。
ヒレステーキの上に骨髄の薄切りを乗せ、更に真ん中にトリュフを乗せ、フォン・ド・ヴォーから作ったソースを掛けたもの。

ヒレ、フィレ、テンダーロイン、シャトーブリアンの違い

ヒレ(フィレ、フランス語: filet)

英語ではテンダーロイン(Tenderloin)と呼ぶ。テンダーは「優しい、柔らかい」を意味する。(エルヴィス・プレスリーのLove me tender=僕を優しく愛して)
フランス語ではフィレ。
牛一頭からごく少量しか取れない赤身肉の希少部位。腰の上部にあるサーロインやランプの下側にある。

シャトーブリアン(フランス語: chateaubriand)

ヒレの中でも、更に中心部の柔らかい極上の部分。

感じたこと

欠番55話「しょう油の神秘」

  • 第55話「しょう油の神秘」
  • 第57話「フォン・ド・ヴォー」

本来なら第55話で花村と三谷は知り合うのですが、リマスター版では完全版の第55話がカットされているので、突然三谷が登場します。「フォン・ド・ヴォー」まで13話もカットされているのはちょっと悲しいですね。

55話「しょう油の神秘」のあらすじ

花村がスキー場から帰る途中に雪に突っ込むトラブル。助けた三谷は煎餅を渡して立ち去るが、花村は一目惚れ。
もらった煎餅と使われている醤油の風味を頼りに店を探し出す。