『美味しんぼ』第45話「ふるさとの唄」の感想

アニメ版の『美味しんぼ』第45話「ふるさとの唄」をアマゾンプライムビデオで見ました。

あらすじ

東北訛りの天野利夫

評論家の青山先生宅へ原稿を取りに遣いに出たアルバイトの天野利夫は、応対に出た青山夫人とロクにくちも聞かず、原稿を奪い取るように去ったため夫人はカンカン。文化部から社会部に回されても結果は同じで、社会部部長もカンカン。

昼食に出ようとした栗田らは、クビになった天野から地方訛りについての悩み相談を持ちかけられます。

天野利夫

岩手県出身で、二度目の大学受験を目指して浪人中のアルバイト。

東北の唄

山岡は、橋の上での天野の民謡を聞いて焼き芋屋の大上野を紹介します。大上野の雇うほかの人達も東北出身者でした。

リアカーを引いて商店街を歩くも上手く声を出せませんでしたが、民謡を思い出しながら出す掛け声で客は集まります。

登場した料理、食材

サツマイモ

金時芋

ホクホクしていて人気。紅赤(べにあか)の同種異名

高系14号

繊維質が少なく、舌触りが柔らか。鳴門金時、五郎島金時などの品種。同じく「金時」と呼ばれる紅赤とは別品種。

農林1号(関東2号)

「鹿児島」を標準品種としたもの。戦後の食糧難の時期を過ごした人には忘れられない名前。

感じたこと

天野利夫の声優は草尾毅さん

  • 『SLAM DUNK』桜木花道
  • 『ドラゴンボールZ』のトランクス

民謡はプロが演奏

  • 尺八: 米谷龍男
  • 唄: 菅原公夫

草尾毅さんと菅原公夫さんの声質が似てるので、全然違和感がない。

宮沢賢治 永訣の朝

作中では、岩手県花巻市出身である宮沢賢治の『永訣の朝』が引用されています。

あめゆじゅ とてちて けんじゃ

宮沢賢治『永訣の朝』

雨雪(みぞれ)を取ってきて(私に見せて)ちょうだい という意味です。

標準語や外国語に翻訳することは可能ですが伝えることが出来るのは基本的にはプロットのみで、情景をそのまま伝えることって難しいんですよね。言語って奥深い。

場面緘黙症

天野の、話したいのに声が出せないという状態は、単にシャイで出せないというのとは違って場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)なんじゃないかと思えるんですよね。私もそういうことがたまにあるので、めっちゃよく分かります。

アニメ上ではほぼ精神論で解決しています。実際、解決するには意識の変革が求められる部分もあるのかもしれませんが、もう少しフォローアップが欲しかったかな。

参考文献