『美味しんぼ』第93話「海のマツタケご飯」の感想

1991年6月25日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第93話「海のマツタケご飯」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第107話)

あらすじ

倒れる清谷吟香

初夏。

日本画の大御所である清谷吟香が海に潜っている最中に脳出血を起こして東西病院に搬送されます。一命はとりとめたものの記憶障害が残り、喧嘩友達の京極万太郎や妻が認識できなくなります。

清谷吟香(きよたに ぎんこう)

日本画の大御所。

東西新聞社主催の美術展や、新年第一号の特別版に画を書いてもらうなど、文化部はよく世話になっている。

葉山へ

京極が京都の丹波に所有する山で吟香夫妻に松茸ご飯を馳走したところ、吟香は松茸ご飯よりも美味しい海の松茸ご飯を食べさせると約束。

吟香が倒れた日に京極が東京を訪ねていたのは海の松茸ご飯を食べるためでしたが、それは叶わなくなりました。

山岡は吟香夫人から葉山(神奈川県の三浦半島西部)の船頭に手掛かりがあると聞き、現地の魚河岸 魚正で初夏に旬を迎えるトコブシを仕入れます。

記憶を取り戻す吟香

トコブシから作ったトコブシご飯ならぬ海の松茸ご飯は松茸よりも歯ごたえがよく美味しいと京極も認め、一緒に食べた吟香は記憶を取り戻します。

登場した料理、食材

海の松茸ご飯(トコブシご飯)

  • 活きたトコブシをたっぷりの酒、醤油、お好みで味醂で軽く煮る
  • 煮上がったら貝から身を外し、肝を取る
  • 身を薄切りにして、最初の煮汁に入れて米と炊く

山岡曰く、湘南地方のトコブシは初夏に一番美味しくなるという。

感じたこと

確かに松茸ごはんよりも美味しいかも

京極の言う「アワビより柔らかい」っていうのも分かるし、しかも味はアワビと引けを取らないし。

ただしサザエやアワビなどの貝類の捕獲は漁業法、水産資源保護法、漁業調整規則などに抵触してしまうので、自前で獲ってきてこれを実現するのは結構難しそうですね。

谷村部長の本心か

普段は紳士的に「山岡君」と呼ぶ谷村部長が、今回は気が動転している時に「栗田君、それと~山岡・・・クン・・・・・・山岡」って言ってて、普段は呼び捨てにするのを理性でグッと我慢してるのかな、なんて思いました。