『美味しんぼ』第92話「思い出のメニュー」の感想

1991年6月18日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第92話「思い出のメニュー」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第106話)

あらすじ

ドイツ豪華客船の日本人シェフ

ドイツの豪華客船ライン号が横浜に寄稿し、招待を受けて山岡らはドイツ料理を食べます。シェフは寺杉由夫。

山岡は燻製肉とザワークラウトについて、フランクフルトソーセージよりもレバーソーセージのほうが良かったと注文をつけると、寺杉は山岡の優れたを味覚を見込んで相談を持ちかけます。

寺杉由夫

19歳でエルネスト・ミュラーがオーナーを務めるドイツ料理店HANSA(ハンザ)で働き始め、24歳でシェフの座を譲り受ける。
その後、HANSAの一人娘で婚約者のサビーネとドイツ料理店を営むが、少年刑務所時代の悪友に脅迫され、殴りかかってきた相手を転倒・死亡させてしまい、刑務所で懲役刑10年を服役する。。出所後、ドイツに渡り再度ドイツ料理のシェフとなり、サビーネとはもう会わないつもりでいたがサビーネと店の味が気になっている。

サビーネの大好物

店を訪ね、メニュー表の写しを持って帰ると、寺杉はサビーネの大好物でもある思い出深いマッシュルームのスープじゃがいものパンケーキがメニューから外されていることを知り、落ち込みます。

ドイツ料理特集

山岡はドイツ料理特集としてHANSAを起用し、マッシュルームのスープじゃがいものパンケーキを山岡自身が作ります。そこへ電話で呼び出しておいた寺杉が到着し、サビーネと2人で賞味しますが、2人とも山岡の料理に納得していない様子。

サビーネは静かに席を立ち、同じ料理を作って寺杉に賞味させ、メニューに載せていなかったのは自分にとって特別な料理だからだと告白します。

しかし2人が味に納得しなかったのは、山岡が敢えてレシピ通りに作らなかったからでした。

登場した料理、食材

HANSAで供された料理

  • マッシュルームのスープ(サビーネの大好物)
  • じゃがいものパンケーキ(サビーネの大好物)
  • 塩漬け肉の茹で煮(典型的なドイツ料理)

感じたこと

サビーネちゃん可愛すぎる

声もカワイイし、ちょっと訛ってるのもカワイイし、何よりこんな一途に寺杉を待ち続けてるのが可愛すぎではありませんか・・・!

士郎がカッコ良すぎる

わざと不味い料理を作って良い展開に持っていく士郎がカッコ良すぎます。士郎ならレシピを完璧に再現できるどころか昇華できるかもしれませんけど、あそこで完璧な料理が出てきたら2人にとっては確かに興醒めですよね。

でも後でクリ子に「実はわざと不味く作ったんだ」ってほんのりと匂わせるように話してるのはちょっとキモいなって思いました。「オレの狙い通りだぜ~」くらいのノリでもいいのでは。

久々の茶風林さん

カメラマン役として久々に茶風林さんが出演。
美味しんぼ最初期の頃は茶風林さんの出番が多かったと思うんですが、後半ではほとんど見かけない気がします。
もしかして『美味しんぼ』第37話「黄身と白身」以来?