吉村妃鞠というヴァイオリニストの演奏と技巧に驚いた

私が知った2021年3月時点では小学校3年生で9歳なんですが、その腕に驚きました。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(指揮が小林研一郎さん、管弦楽が東京交響楽団)のソリストとしての演奏で初めて知ったのですが、これがとにかく凄い。

私はここ十数年でハイフェッツを中心にチャイコンをたぶん1万回くらいは聴いてると思いますが、若くしてここまで端正にこの曲を演奏できる人を見たことがありません。

ピッチ感覚がズバ抜けて優れてるというのもあるんですが、それを表せる運指の正確さと速さも凄い。指揮やオケとの掛け合わせも上手。なにより自分が弾きたいと思ってる芯の部分がしっかりと感じられる演奏です。

大人でさえ自分の技術不足を紛らわせるために仕方なくネチっこい演奏をする人をよく見かけるんですけど、そういうのとは無縁。なので音がスッと入ってくる。スッと。

将来がすごく楽しみな方ですね。

吉村妃鞠(よしむらひまり)さんの経歴はこちら。アドレスからして自前のサイトかな?↓