『美味しんぼ』第47話「キムチの精神」の感想
1990年2月20日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第47話「キムチの精神」をアマゾンプライムビデオで見ました。(美味しんぼTVシリーズ第60話)
あらすじ
大韓書籍との共同出版
東西新聞社が協力を要請したことから、金 昌栄(キム・チャンヨム)率いる韓国の大手出版社大韓書籍との共同で世界の文化 韓国編が出版されることになり、訪日メンバー歓迎レセプションが開かれます。
しかしその席で司会進行役の富井副部長は失態を晒し、キム社長は激怒。山岡は次の点が原因だと指摘します。
- 食事中にタバコを吸う
- 勝手に酒を飲む
本格キムチ
山岡ら3人は、漬物、キムチ、乾物一式を取り扱うアリラン亭を訪れ、店主の季 京美からキムチの作り方を教わりますが、ホテルで供されたニンニク、塩、唐辛子のみで味付けされたキムチとは製法も味も全然違いました。
富井の汚名返上
教わった本格キムチをキム社長の部屋に届けたことで2人は和解。
再びセッティングした席では富井はタバコを吸わず、酒も二度断ってから口元を隠しながら飲む礼儀で応え、キム社長も全力で取り組むことを約束するのでした。
登場した料理、食材
本格キムチ
- オキアミの塩辛
- 小魚の塩辛
- カニの塩辛
- 黒ごま、白ごま
- クルミ
- 松の実
- ニンニク
- リンゴ
- 梨
- ニラ
- ワケギ
- 昆布
- 生牡蠣
- アワビ
アリラン亭のキムチには実に様々な材料が使われていました。ちなみに『アリラン』(朝鮮語:아리랑、中国語:阿里郎)とは朝鮮半島内外で最も有名な朝鮮民謡の1つ。
鮑の肝の酒蒸し
目上には逆らわない文化でも、鮑の肝だけは親と取り合うというくらい、韓国では皆の好物。(らしい)
感じたこと
富井清一45歳
トミーの年齢を聞いて「えええ!?」という衝撃。士郎が初登場時で27歳というのにもびっくりですが(笑)
しかも肝心なところでありえない失礼をお見舞いするのに大手新聞社の副部長という役職。
金昌栄役の声優は田中信夫
- 仁野社長
- 金昌栄
- 土田義助
ダボハゼの異名を取る仁野社長は「ビールと枝豆」編で登場しています。
あのマナーは当時でもNGでしょ。。
トミーがタバコを吸うことについて、「当時はアレが普通。今の物差しで測るな」という人もいるかもしれませんですが、当時の日本国内でもありえない礼儀です。
また、勝手にお酒を飲むシーンについても、あくまでも東西新聞社が協力を要請した側だったからこそキム社長はあそこまで怒ったのでしょう。
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