『美味しんぼ』第117話「天日の贈り物」の感想
1992年2月18日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第117話「天日の贈り物」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第132話)
あらすじ
猫好き小泉局長
元気のない小泉局長。
レストランMERYで話を聞くに、小泉は柄にもなく大の猫好きだそうで、新しく手に入れた子猫はパシャという名前のペルシャ猫、父は日本チャンピオン、母はアメリカチャンピオンで飼い主より高級だというその子猫は、消化不良で具合が悪くなります。
- キャットフード
- 猫缶
- なまり節
- ねこまんま
- 牛乳
- チーズ
- 鳥のささ身
立ち直ったものの何も食べてくれず、もとの飼い主から鯵の干物が好物だと知り、さっそくスーパーに買いに走ったものの、パシャは匂いを嗅いで遠ざかります。近所から集めた色んな鯵の干物を試してもどれもダメで、もう3日。
山岡は出かけたデパートで売られていた産地直送の特売の干物の匂いを嗅いでハッと気付き、小泉に海辺の天日干し干物と人工乾燥による干物工場を見せます。
天然、養殖、輸入冷凍の3つの干物を見せると、パシャは他の干物には目もくれず、天然の鯵を天日乾燥した干物を勢いよく食べ、小泉らは安堵します。
登場した料理、食材
鯵の干物
- 刺し身で食べられるくらい新鮮な鯵を使う
- 腹から開いて内蔵を取り、タワシで内膜を取る
- 海水と同じくらいの塩辛さの食塩水に2時間ほど漬け込む
- 身を上、皮を下にして風通しの良い天日で干す
- 干す時間は色々試したほうが良い
- 家庭なら、アルミサッシの網戸を使うと良い
工場だと、温度36℃、風速5 m/sの風を出す乾燥機を使えば僅か1時間15分で6000枚もの干物を作ることが可能。
- 養殖の鯵を使った干物
太り過ぎな感じがある。脂肪が多く、養殖魚独特の臭気がある。
- 天然の鯵を使った干物
魚体に張りがあり、色艶が綺麗。
- 輸入冷凍の鯵を使った干物
色艶が悪い。形も日本の鯵とは微妙に違う。人工乾燥で風味に欠ける。
感じたこと
干物はさすがに塩分量が多いのでは?
ナトリウム換算 | 塩分換算 |
---|---|
0.20-0.35 g | 0.51-0.89 g |
一般的な鯵の干物の塩分量は約1.4 g。(干物1尾70 gに対して)
干物の作り方にもよるので一概には言えませんけど、士郎のように海水程度(3~3.5%)の控えめの塩分で作っていたとしても、結構な塩分量になります。しかもパシャは子猫です。やっぱり猫にはちょっと塩分が多すぎると思う・・・。
小泉局長の家の屋根の形おかしくない?
なんで2階の真ん中の部屋の屋根がパラペット風になってるのか・・・。
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