欲しいコンサートウクレレまとめ(10万円前後まで)
これは前の話の続き。
何とか我慢できる出費の範囲(10万円前後まで)で良質なコンサートウクレレを探し中で、欲しいと思ったウクレレのスペックやらをまとめます。前は10万円以下で探してましたが、10万円前後までちょっと範囲を拡大します。
もくじ
BIG ISLAND KT-CTS
BIG ISLANDは、元々は木材を取り扱ってた会社なので、ハワイの良質な木材を安価で供給しやすいということ。
自前で調達したハワイの木材を使って、ベトナムの工場で制作しているそうです。
パーツ | 素材 |
---|---|
トップ | 単板コア材 |
バック | 単板コア材 |
サイド | 単板コア材 |
ネック | マホガニー材 |
フィンガーボード | ローズウッド材、アバロン貝(ドット) |
ブリッジ | インド産ローズウッド材 |
ナット&サドル | 牛骨 |
チューナー | カスタムニッケルフリクション、コアボタン |
相場 | 6万円前後 |
各パーツの素材は10万円クラスのウクレレと似たような構成です。5万円クラスでも合板のウクレレも多いのに、全部コア単板ってすごいですね。
さすがにワンピースではなくてブックマッチしかないでしょうし、製品ページを見てみるとカーリー杢目も全然無いのでグレードも低いのでしょうけどね。また、単に「コア」と表記しているあたり、さしずめハワイアンコアではなくアカシアコアとかなのかと色々調べてみましたけど、どうやら一応ハワイアンコアのようです。
- ブックマッチ(英語:book-matching; Bookmatching)
1枚の板を等分にスライスして2枚以上の板として縁を貼り合わせ、1枚の大きな板にすること。鏡のように貼り合わせるので左右対称に近い模様となる。英語圏でもbook-matchingで通じる。
- プレートジョイント(英語:Plate-joining)
同じ材をスライスするブックマッチとは違い、元々違う材の面や縁を張り合わせて厚みや幅の広い材を得ること。同じ材をスライスして得るプレートジョイントをブックマッチと呼ぶ。
Big IslandはヘッドにHonu(ホヌ=ハワイ語で「アオウミガメ」)などがあしらわれていてカワイイ。(違うモデルではBig Island=ハワイ島があしらわれているものもある)
ただ、ボディの塗装の反射の歪みを見るに、結構厚塗りのように見えちゃうのが気になるところ。同じBIG ISLANDでも、10万円前後のものだと塗装が明らかに薄い。ヘッドは同様に厚いですが、ボディ特にトップはかなり薄いように見えますね。
BIG ISLAND U-MO-CTS
パーツ | 素材 |
---|---|
トップ | 単板ハワイアンマンゴー材 |
バック | 単板ハワイアンマンゴー材 |
サイド | 単板ハワイアンマンゴー材 |
ネック | マホガニー材 |
フィンガーボード | ローズウッド材、アバロン貝(ドット) |
ロゼッタ | ハワイアンコア材 |
パーフリング | 無し |
ブリッジ | ローズウッド材 |
ナット&サドル | 牛骨 |
チューナー | カスタムニッケルフリクション、コアボタン |
フィニッシュ | 光沢仕上げ |
相場 | 6万円前後 |
コア材よりも柔らかい音・温かい音が出るそうですが、ここは好みとか求めてる音によって意見分かれるところですね。
これを候補に上げた理由は「ブックマッチじゃなくてワンピースかも」と思ったから。ワンピースならブックマッチよりも耐久性や音質も期待が持てるからです。でも色々動画を見てると、ワンピースっぽく見えるものもあればブックマッチっぽいのもあるのでブックマッチかも。ブックマッチは鏡像を描く視覚効果が得られるから重宝されてますけど、柄が合っていないととても汚く見えます。マンゴー材は鏡像感を得にくいものの、良い意味でブックマッチが分かりにくい。
下の動画のように、ハワイアンマンゴー=白っぽいのかと思いきや、下のリンクみたいに黒っぽいのもあるみたいですね。(写真の写りの問題かもしれませんが)
BIG ISLAND KX-CTG、KXXX-CTS
パーツ | 素材 |
---|---|
トップ | 単板カーリーコア材 |
バック | 単板カーリーコア材 |
サイド | 単板カーリーコア材 |
ネック | マホガニー材 |
フィンガーボード | エボニー材、アバロン貝(ドット) |
ブリッジ | エボニー材 |
ナット&サドル | 牛骨 |
チューナー | カスタムニッケルフリクション、コアボタン |
相場 | 11万円前後 |
下の動画で1分50秒頃からKXXX-SPSというKXXXシリーズのソプラノVerの演奏があります。これを聞くと、これのコンサートVer良いかもな!?って思ったんです。
この動画では、良いウクレレでは12フレット付近で優しくアルペジオをして、それでボロが出てしまう廉価なバージョンではブリッジ付近で硬い音を出してカバーしているように見えます。
下位モデルとは違い、トップの塗装も薄い印象(実際に差があるかは不明だけど)だし、ブリッジや指板がエボニー材で、Honu(アオウミガメ)が随所に散りばめられていて手の込んだ造りになっています。
- KXXX-CTS
- KX-CTG
探してみると、2つのそっくりなモデルがあるのですが、もしかしたらKXXX-CTSという名前を廃してKX-CTGに切り替えたんじゃないかと思うのですがどうでしょう?ロゼッタ(サウンドホールの周りの装飾)やブリッジのデザイン、使用木材、バインディング(ボディのエッジ部分)、価格帯までかなり仕様が似ているんですよね。
Koaloha Opio KCO-10 UG Concert(コアロハ・オピオ)
パーツ | 素材 |
---|---|
トップ | 単板アカシア材 |
バック | 単板アカシア材 |
サイド | 単板アカシア材 |
ネック | サペリ材 |
フィンガーボード | サペリ材 |
ブリッジ | インド産ローズウッド材 |
ナット&サドル | TUSQ |
フィニッシュ | サテン仕上げ |
相場 | 6万5000円前後 |
Opioはコアロハのタイ王国でのセカンドブランド。Opioとはハワイ語でジュニアの意味。
アカシアという表記しか見られませんが、これはアカシアコア(=ハワイアンコア)ということでいいんですよね?
私はサテンフィニッシュのほうが好きなのでそれだけで好印象。本来、塗装は極薄であるべきだと思っていて、その証が「光沢がでるほど厚塗りではない」なのです。サテンは仕上げの一種なので、必ずしも薄塗りというワケではありませんが、どうしても私の中でそれを彷彿とさせちゃうんですよね。(ちょろい)
あと、傷が目立ちにくいというメリットもちゃんとあります。
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