『美味しんぼ』第13話「手間の価値」の感想
1989年1月23日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第13話「手間の価値」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第13話)
もくじ
あらすじ
横浜中華街の大南楼へ
山岡、栗田、花村、田畑の4人は中華料理を食べるため、横浜の中華街を訪れます。お昼まで時間があったため、山岡と他の女子3人は別行動を取ります。
お昼になり、新聞や雑誌に取り上げられたことのある大南楼に入りますが、店員や店主の対応が横暴で4人はすぐに店を出ます。
宝華飯店に現れた周大人
次に、宝華飯店という人気店で行列に並んだ末、料理にありついた4人でしたが、ここでも山岡は豚バラに煮込みを出来損ないだと言い放ち、店主が怒りだします。そこへ一部始終を見ていた周大人が現れ、ことを収めます。
- 周懐徳(しゅうかいとく)
周大人(しゅうたいじん)。
祖父の代から日本で貿易商を営んできた中国人。お城のような豪邸に住んでいる。
トンポーロー対決
山岡と宝華飯店の店主は、どちらが正しい主張をしているかハッキリさせるため、横浜 山手にある周大人の豪邸でトンポーロー(東坡肉)の味比べをすることになります。
山岡の作ったトンポーローは、皮付きの豚バラ肉を2時間ほど根気よく煮込んだものでした。宝華飯店も昔は作っていたのでしょうが、忙しさにかまけて手を抜くようになってしまっていたのです。
店主は邸宅を去るときに心を入れ替え、今度横浜に来たときはまた店にくるように山岡たちに告げます。
究極のメニューに追加へ
話は弾み、トンポーローは究極のメニューに追加するべきではないかという話が持ち上がり、「一体それは何だね?」と周大人も食いつきます。
登場した料理や食材
- アワビのゴマソース煮込み
- クルマエビのチリソース
- 牛肉とニンニクの芽の炒めもの
- チャプスイ麺(雜碎)
- 五目そば
大南楼で出てきた料理。
- アヒルの丸焼き
腹から出たタレがうまい。中華街で見かけたもの。
- 乾鮑
1個で5000円。一旦乾すと、生で食べるよりも旨味が増している。中華街で見かけたもの。
- 春巻き
- フカヒレスープ
- 牛肉と野菜の炒めもの(牡蠣ソース味)
宝華飯店で提供された料理。
- トンポーロー(東坡肉)
八角などの香辛料で香味付けした豚バラ煮込み。煮込みというが、醤油、酒、砂糖に漬け込んだ肉をセイロで蒸す。宝華飯店で提供された料理。
山岡が宝華飯店の店主と対決した料理。
感じたこと
くりこの「えっ」がかわいい
田畑さんが「横浜に彼女でもいるのかしらね」って言った途端にくりこが思わず「えっ」と言っていて、かわいい。更に、そのあとも花村さんが「やっぱり彼女と会ってるのよ」といった時も眉をひそめてて、士郎のことが気になってるの かわいい。
周大人(しゅうたいじん)のモデル
周大人のモデルは周富徳さんだそう。でも全然ピンと来ないなぁ・・・だって周大人は祖父の時代から貿易商を営む在日三世でしょ?周富徳さんは横浜の中華街出身だけど在日二世。貿易商でもありません。第一、顔が似てなさすぎじゃありません?(笑)
顔や髪型、風格はどっちかっていうと毛沢東みたい。
しかも東坡肉は浙江料理で、周富徳さんは広東省の出身。浙江省と広東省は1100 kmくらい離れてて、車で11時間以上、飛行機でも2時間。直線距離だと東京から鹿児島県くらいあります。
ちょっと相違点が多すぎるんじゃないかなーと感じます。
自分が無知だと気づく
例えば美味しんぼの釣りや魚料理に関することだと、得意分野なので「いや、ちゃうやろ」という気持ちから色んなことを書くことができます。(美味しんぼで言ってる釣りや魚の話は大抵どこかが変)
Wikipediaでも得意分野だと「うわぁデタラメ書いてある~」とか思うのに、疎い分野だと「ふんふん、なるほどな~」と鵜呑みにしてしまいます。
でもこのストーリーというかトーロンポーについては、私は本当に何も思い浮かぶことがありませんでした。それってきっと、私が何も知らないからなんですよね。
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