あなたも右利きと左利きが融合した「クロスドミナンス」かも?

右利きと左利きが融合した「クロスドミナンス」という利き手が存在することを知りました。いや、実は私もクロスドミナンスなのですが、その名称や存在がある程度一般的だったということを知ったのです。

この現象を周りの人に聞いても共感してくれる人はいなかったのですが、Twitterでは共感している人が意外にも沢山いました。

クロスドミナンス(cross-dominance)

右利きと左利きの両方を持ちあわせた利き手のことで、両手で同じ動作がおこなえる両利きとは異なる。例えば箸は右利きだが、グラスやカップを持つ時、スマートフォンを操作する時は左利きなど。

英語ではmixed-handedness、hand confusion、mixed dominanceなどと呼ばれる。日本では交差利き、分け利きと呼ばれる。

私の利き手
左利きの動作左利きの動作
  • スマートフォン操作
  • バスケットボールなどの手のドリブル
  • コーヒーカップ
  • 歯ブラシ
  • ハイパーヨーヨー
  • 耳を立てる
  • 片目でモノを見る
  • 鉛筆や筆などでの筆記
  • パソコン操作
  • サッカーボールなどの足のドリブル
  • 箸、ナイフ・フォーク、スプーンなどのカトラリー
  • 釣り竿、バットなど
  • ギターや笛などの楽器演奏

クロスドミナンスは球技スポーツで有利

1942年生まれの心理学者 Stanley CorenのThe Left-Hander Syndrome, 第3章によれば、総合的にみると、バスケットボール、アイスホッケー、ホッケーなどの球技においてはクロスドミナンスのほうがパフォーマンスが高くなるそう。

Overall, being mixed-handed seems to result in better performance than being strongly handed for sports such as basketball, ice hockey, and field hockey. What these sports have in common is that they require active body movements and also an ability to respond to either side.

The Left-Hander Syndrome

確かに、バスケットボールでのドリブルは得意です。足は右利き(軸足が左足)なので、ドリブルするときに安定感がある気がします。軸のすぐ近くでドリブルが出来るからです。

ただ、左手でドリブルして、シュートやパスの時に右手に持ち替えるのが手間で損だと感じることもあります。投球もドリブルも左利きならより有利なのかもしれません。

皆さんはそういった経験でクロスドミナンスだと思い当たる節はありませんか?