コーヒードリップに最適なケトル、ポットのオススメ
私はエスプレッソよりもドリップコーヒーが好きで、ドリップの仕方についても色々と我流で試行錯誤しています。
このページでは、私なりに使いやすいと思うコーヒーのドリップに最適なドリップケトル、ドリップポット、コーヒーポットを紹介したいと思います。
もくじ
選び方
容量は800 mlが基本
私のコーヒーの淹れ方(ろくまる式)だと4杯以上~7杯分くらいまでの必要湯量は600 mlです。
でも600 mlギリギリだと、ドリップ中のお湯の温度変化が大きくなりやすいし、最後のほうのお湯の出方が不安定になるし、かと言って1000 mlだとちょっと重い。800 mlくらいが丁度良いんです。
淹れ方の詳細は下記リンクを参照してください。
楽に持てるのは「取っ手が上に付いている」タイプ
取っ手の位置で手首の疲労度が違います。多くの製品は本体の横に取っ手が付いています。でもこれは手首がすごく疲れます。
取っ手が上に付いている方が疲れにくく、楽に持つことが出来ます。
理由は簡単で、横に取っ手があるタイプはテコの原理で手首に負担がかかるからです。
上に取っ手があれば、手の真下に荷重がかかるので手首への負担は小さくなります。
お湯+ポットの重さは1 kg程度しかありませんが、毎日やることですから、意外と大事だと感じます。
ただし取っ手が上にある場合、10 cmほど腕を高く持ち上げる必要があります。身長が低い人はちょっと注意したほうがいいかもしれません。
なるべくノズルが長いこと、先端の形状も大事
ことあるごとに私はドリップケトルのノズルの長さと形状について言及していて、これが最も大事な項目だと感じています。
ノズルの先端が水平に長く伸びているケトルのほうが断然淹れやすいです。今まで見た形状で一番入れやすいと感じたのはこれです。(あくまでノズルに限った話)
逆に、ノズルの立ち上がり方が急で、しかも短いタイプは使いにくいです。
なぜかというと、ノズルが急に立ち上がっているタイプだと、ドリッパーの奥の方に注ぐ時にノズルの途中とドリッパーのエッジがぶつかるからです。
ぶつからないように注ごうとすると、ノズルの先端とドリッパーに高さが生じて、静かにお湯を注ぐことができません。
美味しく淹れられないだけでなく、お湯を高いところから落とすのでコーヒーの飛沫が飛んだりもします。
悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ
金額、価格はなるべく気にするな!という話です。
私は自分でドリップを極めようと思った当初、とりあえずは安いのを買おうと思って買いました。でも凄く後悔しています。
「単にお湯を入れるだけなのになんで高いのを買わないといけないんだ」と思うかもしれませんが、「お湯しか入れないから」こそなんです。
テフロン加工のフライパンとかでも、使い倒せばいつかはボロが来て買い替えますよね。失敗しても次に満足できるのを買えばいいって。
でもドリップケトルはお湯を沸かすことにしか使わないので、何十年でも使えるので、買い換える機会そのものが無いんです。
気に食わなければそれを我慢して使い続けるか、まだ使えるのに買い換えるかの2択しかありません。結局最初の買い物が無駄になるじゃないですか?
安くても満足のいく製品ならそれでいいです。なので、私は「安物買いの銭失い」とは思いません。安くてもいい製品だってあります。
でも私が好きな格言にこういうのがあります。
悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ
滅多に買い換えないモノだからこそ、金額ではなく、使いやすそうな形状、疲れにくそうな取っ手、素敵なデザイン、そういう観点で購入すべきだと思うんです。
これらを踏まえて、下にいくつか紹介したいと思います。
カリタ コーヒーポット ステンレス製
現状、「買うならこれ1択」と思えるくらいによく出来たドリップケトルです。
唯一の不満点は800 mlサイズが無いこと
- 600 ml
- 1000 ml
2種類あるんですけど800 mlがないのが残念です。
なので、3杯までなら600 ml、4杯以上なら1000 mlがオススメです。
ノズルの立ち上がりがフタより高い&ワイド
ノズルが横(水平)に長く伸びているのも良い点ですが、フタよりも高く立ち上がっているのが控えめに言って最高です。
ノズルの立ち上がりが高いと、お湯を出すためにはポットを大きく傾ける必要があります。
すると、ノズルは自然と横向きになるので、ドリッパーとぶつかっても、高く持ち上げる必要がなくなります。これが凄く良い。
多くのポットはデザイン性にとらわれているのか、すごく短いノズルのが多いんです。ノズルが短いと、少し傾けただけでお湯が出ます。ノズルはほぼ縦向きのままなので、ドリッパーの奥の方に注ぎにくいんです。
鏡面仕上げで美しい&汚れにくい
ドリップをしていると、どうしてもドリッパーから飛沫が飛び、ポットに付着します。
ザラザラした表面(梨地仕上げっぽかったり、ヘアライン仕上げっぽいやつ)のポットにも、それはそれで趣があるんですけど、長年使うとコーヒーの色が茶色く滲みやすいので、鏡面仕上げには合理性があると感じます。
HARIO (ハリオ) V60ドリップケトル
私はこれ持っているんですけど、正直使いにくいです。それを伝えるためにあえて紹介します。
使いにくいと思う理由は、上で説明した点で満足がいかないからです。
ノズルの立ち上がり方が悪いから注ぎにくい
ノズルの立ち上がりが短いから沸騰時に吹きこぼれやすい
取っ手が横についているから長時間持つと疲れる
買った理由は単に「手頃な価格でデザインも悪くないし、ケトルなんてどれでも一緒でしょ」くらいの感じでした。でも一緒じゃなかった!!!
パワーケトル ヴォーノのほうが優れていると思う
ちなみに、このヴォーノには電気ケトルタイプの「パワーケトル ヴォーノ」もあり、ノズルの形状についてはあちらのほうが優れていると思います。
しかも60℃~96℃まで1℃単位で温度指定できて15分の保温機能付きです。どうせこれを買うならあちらを買うべきですね。詳細は下記リンクで紹介しています。
美味しいコーヒーを淹れるには、美味しい水が不可欠です。浄水器を持っていないひとは是非設置するべきです。
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