『美味しんぼ』第60話「豆腐の花」の感想

1990年7月10日放送、アニメ版の『美味しんぼ』第60話「豆腐の花」をアマゾンプライムビデオで観ました。(美味しんぼTVシリーズ第73話)

あらすじ

スプリング・ハズ・カム

快楽亭ブラックが二ツ目昇進を控え、酢豆腐を披露するので寄席へ招待したいと東西新聞社を訪れます。

酢豆腐

落語の演目。
長屋の連中が知ったかぶりのグルメ自慢の若旦那に腐った豆腐を食べさせてやり込める話。

ダブルハッピーだのなんだのとデレデレしていたかと思うと、ブラックは恋をしていました。お相手は漫才師の夢見テルエ。(相方は浜谷テルコ:アニメ版では姉妹の設定)

テルエ

辰巳芸者の江戸っ子の血を引くという漫才師。
アニメ版では姉妹の設定になっているが、漫画では「姉さん」「テルエ」と呼び合うほどの絆で結ばれた夢見テルエ、浜谷テルコのコンビ。

ところが当日寄席に行ってみると、テルエが過労で倒れてしまいブラックはしょげていました。
山岡らも東西病院へ見舞いに行き、ブラックも手製のポタージュスープを差し入れますが、辰巳芸者の江戸っ子はこんなもの食えないと跳ね除け、その言いようにブラックは酷く傷つきます。

快楽亭ブラックの初登場回はこちら。

蒸れた豆乳

その一件以来、ブラックも高座を休むようになっていたので心配になった山岡らはブラックの自宅へ。

ブラックはテルエのために色んな料理を試していましたがどれもダメで、今日試した湯葉もダメでした。
3人は引き上げ湯葉をやろうとしますが、豆乳が蒸れたせいか上手く湯葉が作れません。代わりにできた分厚い湯葉のようなフワフワしたものを食べてみるとこれが美味しい。

呉汁で仲直り

山岡は失敗した湯葉をヒントに呉汁を提案しますが、テルエはこれも拒否。怒ったテルコは平手打ち。
改心したテルエは呉汁を飲み、ブラックと仲直りします。

登場した料理、食材

呉汁

味噌仕立てにした汁に呉(摩り下ろした大豆)を入れたもの。

山岡いわく、大豆には身体に肉をつける働きをするトリプトファン、疲労回復に役立つシスチンが多く含まれているので、病み上がりには動物性のタンパク質よりも優れているとのこと。

感じたこと

テルエ・テルコの声優

高山みなみ

テルエ役。
他にも、名探偵コナンのコナン役などを担当。

吉田理保子

テルコ役。
他にも、アルプスの少女ハイジのクララ役などを担当。

2人は名探偵コナンでも「エレベーター殺人事件」(1期第19話)で共演(吉田理保子がファッションデザイナーの芦屋暎子役、高山みなみがコナン役)していますが、調べてみると他にもいくつかありました。

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